弁護士の仕事は、法律に関する課題に対して答えを提示し、依頼者の方のビジネスや生活に役立てることですが、私は、弁護士は単なる法律知識の提供者であってはならないと考えています。
今や、インターネットで検索をすれば、法律知識はいくらでも手に入る時代です。弁護士に求められるのは、単なる法律知識ではなく、「この人(企業)」の「この案件」に対して、「今」取り得る「最適な」解決策を提案することです。そのような提案をするためには、依頼者が企業であれば、経営者の目線でものを見る鋭いビジネス感覚が必要であり、その場限りの損得だけではなく、企業の将来のビジョンをも考慮した判断が必要になると思います。事案を法律の枠組みに杓子定規に当てはめるだけでなく、法律の枠にとらわれない総合的な経営支援をすることが、「一歩先のリーガルサービス」であるというのが私の考えです。もちろん、法律家として、できないものはできないと言うことも時には必要です。
個人の依頼者の方の場合は、法律知識が十分でなく、どのような解決策が自分にとってベストであるかを、判断することができないことも多いと思います。そのような場合には、弁護士は、取り得る選択肢を並べてメリット・デメリットを説明するだけでなく、自分が当事者であるならどうするかという観点から、選択を後押しすることも必要ではないかと考えます。
そのような弁護士に必要な能力は、法律の知識だけでなく、企業経営者と同様の広い視点で物を見る能力、人の立場に立って考えることのできる能力であり、ひいては「人間力」であると考えます。
私は、弁護士としての知識の習得はもちろん、幅広い分野の知見を深め、人間力を磨くために、法律以外の分野についても勉強し、積極的に企業経営者、他の士業、幅広い業種の方々との交流や勉強を日々重ねることで、依頼者の方に信頼していただける法律家を目指したいと思います。
当事務所は、企業のお客様、個人のお客様に対し、ビジネスを円滑に遂行し、又は人生を幸せに生きるために、必要かつ適切な法的支援を行っております。企業や個人が抱える不安を取り除き、自らの価値を見出して社会で活躍していただける環境を提供することが、当事務所の究極の目標です。
当事務所は、私がこれまで弁護士として数多くの国際業務に携わった経験から、日本企業が世界で活躍できるためのお手伝いや、外国企業や外国人が日本で活躍をするための法的支援を、積極的に行っていきたいと考えています。今後、国内の人口が減少していく中で、日本企業はますます世界各国にその活躍の場を広げることが期待されています。また、日本国内において、外国企業、外国人の存在感はますます大きくなってきており、言葉の壁を感じることのなく司法へアクセスする道が確保されることは、日本の活力を支える大きな力になると信じております。
企業や個人の方が、不安を感じることなく社会で活躍し、その価値を高めることができるよう、当事務所は、法律のスペシャリストとして、力強くサポートしていきたいと思います。
当事務所は、企業や個人の依頼者の方に対し、目の前の法律問題に対する対症療法的な解決を提供するだけでなく、より長期的な広い観点から、依頼者の方にとって最適な解を見つけることをいつも考えていたいと思っております。
そのためには、企業の依頼者であればその企業のビジネス内容や環境、個人の依頼者の方であればその方のそれまでの人生や生活状況をよく理解することが必要であり、十分なコミュニケーションを取ることにより、個別案件の背景にある真の問題点や、将来に与える影響をよく分析し、検討することが重要と考えます。
当事務所では、単に法律に関する情報を提供することではなく、個々の依頼者の方のために本当に必要なことをアドバイスし、真の解決に導くことを目標としており、そのために、以下の3つのモットーを掲げて最良のサービス提供に取り組んでおります。